新型ダイハツハイゼットカーゴの買って良かったと思う3点

1、CVTが思いのほか良い

前もハイゼットのノンターボを13年乗ったので2台目になりますが、40キロまでの加速が思ったよりも良かった点が挙げられます。一応、事前情報としてCVTが採用されていることは知っていたのですが、その期待もありました。

2、荷室の広さはナンバー1

今回のハイセットの売りである荷台の広さですが、前タイプと比べても明らかに広くなったのが分かります。実際に荷室をみれば他の部分を削っても広さにこだわっているのが分かります。

3、全体的に角張っていてカッコいい

前タイプのハイゼットに比べてもなだらかな曲線のフォルムではなく、四角いイメージの車体です。それは全面から見ても横から見ても、車内のボード等見ても感じられます。

流行りは繰り返すといいますが、1980年代などは四角い、角張った車が沢山ありました。その後丸みを帯びた形状の車が主流になりそれがしばらく続きましたが、また角ばった車が流行になるかもしれません。

好みがあるでしょうけど、丸いフォルムよりも角張った形状の方が好みの方は意外に多いと思います。

個人的に強く気に入った部分は3点ですが、細かくなりますが、他にも良い点があります。

荷台に突起物を極力なくしている

わたしの経験ですが前モデルの荷台に米袋をそのまま乗せたのですが、ボルトの凹凸で袋が破れた事がありました。ニューモデルではそのような突起物は見当たりません。例えば車中泊する場合も突起物は気になります。

シートが防水タイプで水をはじく

今までのシートであれば染み込みやすい素材のものが使われていましたが今回は防水タイプが採用されています。ジュースをちょっとこぼしてしまったという場合もすぐに拭き取れば大丈夫です。また、夏場配達業務で汗かきまくりの方も仕事終わりにウェットティッシュなどで拭き取れば問題ないです。

シートの縫い目の位置が変わって破れにくくなった

これは個人的に結構凄いと思っていて前タイプだと縫い目と乗り降りする摩擦箇所が重なり、しばらくすると縫い目が破れ中のスポンジが出てくる現象がありましたが、縫い目を下の位置に変えた事でシートの寿命が長くなったといえます。(乗り降りが激しい業務ほどあるあるです)非常に細かい事ですが非常に考えられてるなあと感心させられました。

細かい良い点はまだ探せばありますが、購入の意志決定には繋がるレベルではないと思うのでこの辺りで良い点は終わり

次にデメリットというか微妙だなと思う点

1、納期がメチャクチャ遅い

ディーラーの人に聞いたのですが今は7ヵ月待ちだと言います。さすがにこれだけ長い期間待たされるとなると断念するレベルだと思います。

これだけ注目されてる割に乗ってる人が少なく感じるのはこのせいなのかも知れません。半年以上、そんなに待てないけど買いたいという人は新車は諦めて今流通している新古車を探した方が早いです。

理由としては半導体やら部品がなかなか手に入らないのが理由らしく、流行りの病などの社会情勢が原因との事で恐らく2~3年後には元に戻るのではないか、、と話です。

しかし、社会情勢が理由となるとまだまだ混沌とした時代は続くのかな?と思ったりします。その煽りを受けて納期が遅くなったりしそうですね。

話が少しそれましたが、納期が遅いというのは致命的ですね。特に我々業務で使用している車の場合、車検月に車の買い換えを考えている人も多いと思います。さすがに7ヵ月も8ヵ月も前に買う人はいないように思います。

なぜなら、購入した時に現金払いもしくは翌月からローンの支払いは始まります。車は手元にないのにですよ。色々考えると商用車の場合は特に気に入った車種でなくても納期の早い新車に変更したり今、すでに市場に出回ってる新古車や中古車にしたりした方が良いかもしれません。

2、一番下のグレードや下から2番目のデラックスだとシルバーや白を選ぶとバンパーが黒いんですよね。ツートンが微妙な感じがします。ターボ車のクルーズだと全部がシルバー、白に統一されてるんですけどね。NAはツートンです。

ブラックでしたら統一になるんですけどね。車体がブラックでバンパーも黒なので。。宅配だとターボは必要ないと考えています、燃費考えても。
どうしても統一したければ自分で塗り替えるしかないですね。

3、配達業務であればメリットになることもあるし、車中泊系の人にはデメリットになるんですが、後部座席の窓が開かない事です。これまでも全開はしませんでしたが、半分近く開いた窓が今回は開きません。

これは用途によって相当意見が割れることが伺えますが、ハッキリいって今回のハイゼットのモデルチェンジの傾向をみれば、明らかに商用に特化してると言えます。
商用車なので当たり前と言えば当たり前です。

配送に必要ないものは削ぎ落とした感じがあります。

荷室が広くなったのでキャンプ系に期待されますが車中泊が用途なのではなく、単に荷物をより多く載せる事が出来る完全な仕事用です。夏に車中泊で後ろの窓が開かないのはなかなか厳しいと思います。

4、商用車としての実績がないCVT

減速時や加速時における挙動が少なく荷崩れしにくい走りが実現しているCVTは配達車に採用されればかなり良いと言われていました。

しかし、普通の一般車の実績しかないのが現状です。普通の自家用車と商用ではまったく乗り方が違います。

自家用車で1年で1万キロを超えるというのはかなり乗ってる方で通勤と休みの日に遊びにいく程度であれば問題ないですが、これが商用となると毎日走り回り1日動きます。

年間5万キロ以上なんて業種もあります。更に高速をガンガンに走行するスポット便のドライバーなどは消耗が激しいので一般車をベースにモデルチェンジされているとCVTの消耗を心配する気持ちも理解できます。

一般車では10万キロオーバーするまで乗り切る方は稀ですが、商用車では20万キロ、30万キロは当たり前ですのでその辺りCVTにどう影響を与えるのか懸念材料ではあります。その辺りを考慮してのモデルチェンジであれば問題ないとは思いますが。。

今後2、3年後にハッキリしてくるんでしょうね。もしかしたら問題が浮き彫りになるかもしれないし、問題がないかもしれない。しかし、

 

総評

 

使い方によって賛否が分かれるでしょうね。いくつか欠点がありますが、それが致命的と言う人もいるし、全然問題ないという人もいます。私の経験上は荷物が窓の開閉ノブにあたってしまい窓が中途半端に開いてしまう事が度々ありました。

むしろノブは邪魔になるので要らないと思っています。

見た目が角張っている部分もそういうのが好きな人はかなり好評です。

角張った車全盛の時代がありましたが、そういった世代にも人気がありそうですね。

外観も角張っていますが、随所に角角している部分を取り入れてるように感じました。

走りに関してはNAでもモデルチェンジ前のターボ車よりも加速が良いとの話も聞きますのでCVTはかなり魅力的です。

実際に納車して乗ってみるとCVTは良いですね。変則ショックがなく加速がスムーズです。前タイプよりだいぶ静かですし、坂道もストレスを感じません。かなり荷物を積んでエアコンONの坂道では多少動きは重くなりましたが、思ったより軽いです。

私が新型ハイゼットを購入して良かった一番はCVTです。

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