思った以上に体力が落ちてるのが50代

昔ほど無理が効かなくなったと実感するのが50代と言われています。

 

まぁ、40代位から徐々に落ち始めているんですが、目に見えて落ちるのが50代ですね。

でも、40代であればある程度の運動をすれば戻るんです。全盛期までいかなくても自分の中で乖離がない程度に戻すのにそこまで苦労しないでしょう。

 

特に昔何かしらのスポーツをやっていた人ならば、鍛え方も分かっているし、どこをどう鍛えれば戻るかを理解しているものです。

 

自分の感覚と体がアンバランスになる50代

 

 

増えすぎた体重を減らすにはどうしたら良いか?

 

動きが鈍くなった場合どこを重点的に鍛えれば戻るのか?

 

こういった事が体験として理解できてればそれを実践するだけですので。

もしかしたら天性の身体能力のみで良いところまで行けちゃった系で(うらやましい限りです)鍛え方を知らない方も稀にいらっしゃるかも知れません。

 

学生の頃って何もしてないのに成績が良いとか、何もしてないのにスポーツが出来るみたいな出木杉君状態の方がいるものです。

 

という風に見せているだけで実は血の滲むような努力をしていたら、それはそれで人間味を感じます。

 

しかし、50代ともなるとそう簡単には戻りません。体重が変わらなくても筋力がかなり落ちてるからです。

 

脂肪が増えて筋力が落ちてることを考えれば、相当鍛え直さないと難しいです。

 

なぜならば、若い頃のように鍛えたからといって、すぐに筋肉が付かなくなっているからです。それは加齢によるものですので、しょうがない部分です。しかも無理をすると怪我をしたり筋をやっちゃったり年を取ってから鍛えるのは思った以上に大変です。

 

しかし、日々体を動かす習慣を付けている人はそれほど体力は落ちません。これは、いかに日頃の運動が大事かを物語っています。

若い頃は動き回るし、エネルギーが豊富にあるので、自分でも分からないうちに運動しています。さらに筋肉が付きやすいという事もあります。

 

しかし、40代後半から50代に差し掛かると無駄な動きをしなくなります。若い頃に比べると遊びにもいかなくなりますし、運動をしなくなります。

 

つまり、楽をすることを覚えてしまうわけです。日々のこういった楽することの積み重ねで体力が落ちていってるんです。

 

でも、自分の感覚ではそれほど体力が落ちたようには感じません。日々生活を送っていく中でのルーティンではそれを実感できるような事はありませんし、自分の体力を試すようなこともないからです。

 

しかし、何かしらの体力を使わなくてはならなくなった時に初めて自分の体力が落ちていることに気付くのです。

 

例えば何らかのスポーツに参加したり、運動会に出てくれと誘われたり、普段持たない重たいものを持つような引越しの手伝いなどひょんな事がきっかけで体力不足に気づきます。

 

自分の感覚と実際の運動能力に乖離がある

面白いのが50代になっても、体がバリバリ動いていた30代半ばの感覚の人が多くいます。

 

その感覚で体を動かせば、自分の感覚と実際の体力に相当乖離があることに愕然とします。

いや、こんなに自分が動けない訳が無い」
「こんな距離で息切れするわけない」
「自分が思ったよりも動けない。。」
「ちょっとした運動でも疲れる」
「ダルい」

と思うのです、こういった感覚のズレが多発するのが50代です。
また、大きなケガをしやすいのも50代です。

 

体力が劇的に落ちてるのに加えて柔軟性もなくなる年頃なので無理をするのも良くないです。

 

無理をして筋を痛めたり、腰や膝を痛めたりしたら日常生活や仕事にも影響を及ぼします。思った以上に老化しているのがこの年頃です。

 

よく考えてみればあと10年以内に還暦を迎えるわけですから、当たり前といえば当たり前です。

 

ある意味、お年寄りに片足を突っ込んだ年齢に差し掛かるわけですから、老人になる準備期間でもあるのです。

 

急速な老化現象にショックを受けることが増えてきますが、それで何もしなければ老人街道一直線です。

 

同年代でも元気な人はいませんか?

同じ50代でも体力が有り余ってるような人はいるものです。動きは俊敏だし、見た目も若い。

 

確かに生まれ付き体力に恵まれてるという事もありますし、運動能力が高い人はいます。

しかし、50代で体力があったり動きが速い人は、ほとんどの場合、能力だけではありません。

 

能力だけでは体力の下降を抑えきれないのが50代です。そうなるとそれなりに体力を維持する努力をしていると思います。

 

かといって馬鹿みたいに鍛えまくっているかといえば、そんなことはありません。

 

例えば1日1時間でもランニングをしていたり、ウォーキングをしていたりするものです。中にはスポーツジムに通っている人もいるでしょう。

 

その位運動してれば、体の動きは全然変わってきます。若い頃とほとんど見た目も動きも体型も変わらない人は何かしらの努力をしてるものです。

 

毎日、仕事から帰ってビールを飲んで寝るような生活では体力が落ちるのは当然です。

 

50代で体力が極端に落ちるのは運動不足が原因です。特に顕著に現れるのが脚力です。その中でもお尻から太ももにかけての筋肉が落ちてきます。

 

50代に限らず、どの年代でも足腰は基本です。それを意識している人は毎日歩いていることでしょう。

 

筋力が衰える箇所は大体一緒です

 

 

次に衰えやすいのは体幹です。腹筋や背筋などの部分です。

 

細かく言えば体幹も斜めにはしる筋肉や付け根の部分の筋肉やお尻周りの筋肉など色々ありますが、とにかくその辺りの筋肉が何もしなければ劇的に衰えます。

 

スポーツしてる人って見た目で分かりませんか?

 

何となくでも感じたことはあると思います。足が速そうだなとか野球上手そうだなとか、感覚的ですが部分的に筋肉が発達していたり、無駄な脂肪がなかったりすると思ったことがあると思います。

 

お腹の出たズングリムックリ体型の人が足が速そうとは思いませんからね。

 

毎日少しずつでも運動すると変化していきます。しかし、少しずつ変化するものなので、結構大変です。

 

とはいってもこれが出来るか出来ないかであなたの老後は確実に変わってきます。元気な老人か寝たきりの老人位差が出ます。

 

筋力がなかなか付かないならば、習慣化するしか方法はありません。目指すところは100M全国1位になる事ではなく、疲れない体を作る事です。

 

今まで何もしていなかったのにいきなり何kmもランニングをしようと思ったら相当な覚悟が必要です。大体、途中で挫折してしまうので無理な事はしないほうが懸命です。

 

毎日20分でも良いのでウォーキングをする事をおすすめします

20分であれば近所歩いてればあっという間に終わってしまいますし、それくらいの時間は取れると思います。

 

いきなり1時間のウォーキングとなると結構疲れます。体力がない状態で始めてしまうと挫折してしまう可能性が高まりますので、それほど疲れを感じない距離を設定することが大事です。

 

慣れてくれば自然と物足りなさを感じてきますので、その時に距離を広げていけば良いです。

 

ウォーキングで大事なのは姿勢と出来るだけ速く歩く事を意識しましょう

 

 

 

ダラダラ歩くより(やらないよりはマシです)姿勢良く速歩きを意識すれば、30分のウォーキングでも1ヶ月もすれば体力も付きますし、体幹も鍛えられます。

 

若い頃の体力を取り戻したいのであれば、腕立て伏せを取り入れたり体幹トレーニングを組み合わせていくと効果的ですが、最初はやらなくて良いです。

 

まず、基礎体力を付けることを意識しましょう

 

ある程度の年齢になって始めるとなるとまずは、基礎体力を付けることから始めましょう。

 

ありがちなですが、若い頃体力に自信があった人でも運動会で子供の前でいいとこみせようと張り切って、リレーなどで転んで怪我をするというような話をよく聞きます。

 

なぜこのようになってしまうかといえば、何度も言ってるように、自分が動けると思う感覚と実際に体が動かせる感覚に大きなズレがあるからです。

 

若い頃100m12秒で走れたとしてもそれから運動してなくても自分の感覚では15秒は切れると思います。あくまでも感覚の上ではです。

 

しかし、実際にはそんなには速く走れません。20秒も切れなかったりします。走り切れればまだ良い方です。途中で足がもつれて転んでしまったり思ったような動きが出来ません。

 

簡単に言うと若い頃の体力に比べると半分以下といったところでしょう。しかし、自分の感覚では2割減だと思うの事が多いのです。

 

似たような事例では車の運転です。50代では体力は落ちても感覚はそれ程鈍っていません。なので車の運転は大丈夫です。それほど車の運転は体力は使いませんので。

 

 

しかし、70を過ぎた場合どうなるかというと、体力に加えて判断力や動体視力も衰えています。しかも、すべての能力が低下しているのはもちろんのことですが、それに気付くことができないことが大問題なのです。

 

運が悪ければ、ブレーキとアクセルを間違えてコンビニやスーパーに突っ込んでニュースになったりします。

 

自覚がないのが何よりも恐ろしいのです。体力にも同じことが言えます。

 

ですので若い頃、運動ができた、、足が速かったなどの過去の栄光は捨てて、まずは鍛えても大丈夫なように基礎体力を付けることを心掛けましょう。

 

ある程度、基礎体力が付けば多少無理しても大丈夫な体になりますので、それまでの我慢です。

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