富士山噴火は埼玉県にどの程度影響が出るのか?

火山が噴火するというのは、どれほどの地域の人には経験がなくどれくらいの被害が出るのか、どのような被害が出るのか分からないのが正直なところでしょう。

 

地域レベルでは火山はありましたが、その地域でないと詳細は分からないでしょう。

 

富士山がいつ噴火してもおかしくない状況と言われていますが、我々が出来る対策はないのか?

 

富士山は過去に宝永の大噴火が1707年に起きましたが数百年前に起きた事なので体験した人はいないでしょう。

 

映像として記録が残せない時代でしたので、実際に噴火が起きたときにどうすれば良いのか分からないのでは困りますよね。どれくらいの被害があるのかまた、火山灰がどれくらいの範囲にどれくらい降り積もるのか想定されています。

 

火山灰は風向きによって被害が大きく変わってくる

 

その日の風向きや天候などによって灰が降ってくる範囲が変化するという事は考える必要が出てきます。富士山火口周辺地域は即避難しないといけません。

 

関東圏は偏西風に乗って神奈川県や東京方面に流れていくという傾向があるようです。

 

富士山に近い地域では日数をかけて積もっていき1m以上にもなります。火山活動がやむ迄しばらくの間避難しなくてはなりません。

 

入間市では富士山噴火がどの位の影響があるのでしょうか?

 

 

降灰シミュレーションの地図がありますので、大体降る地域やどれくらい積もるかが分かります。ただ、風向きによって変化するので大体という感覚で良いと思います。

 

入間市は多少は影響が出るでしょう。噴火当初はあまり降灰がなくても最終的に2cmから10cm位は積もる可能性があります。噴火活動がある間はずっとです。

 

5cmの降灰で生活にどれくらいの影響があるのか?

 

火山灰が1cm積もると車の速度は30kmが限界になるそうです。5cm以上積もると10km、10cm以上つもると車では走行出来なくなります。

 

電車の場合、1mmでも積もると電気制御が効かなくなるため、電車を走らせる事が出来ません。

 

また、飛行機もジェット機に火山灰が入るとエンジンがストップしてしまうため運行することは出来ません。

 

つまり、富士山が噴火した場合、移動手段は全滅すると頭に入れておきましょう。

 

 

その場合、考えられる被害は帰宅困難者で溢れ返り、会社内に留まる者、駅に留まる者、宿泊施設もすぐに一杯になり、足止めを食うことになります。

 

火山の噴火でタチが悪いのは徒歩で歩いて帰る事が困難です。火山灰は昼も夜も関係なく降り注ぎますのでゴーグルに防塵マスクで防備しないと肺と目をやられます。

 

そのような中、一体どれくらいの人が普段必要のないこれらのものを常備しているのでしょうか?

 

時間は相当掛かるものの、それらのモノを常備して帰宅できる人が全体の何%いるでしょうか?

 

帰宅出来ない状況ならば、火山活動がある間はその場に籠城を決め込む他ありません。動くことで呼吸や網膜がやられる可能性があるからです。

 

かといって、留まったとしても火山活動が終わる迄の数週間、水と食料をどれだけの人が確保出来るでしょうか?

問題は物流がストップする事によって支援物資も運ぶ事が出来ません。
運びたくても運べない状況が続くということになります。

 

それを基準に考えると入間市も火山灰は降るので噴火したら車で移動するのは避けた方が良さそうですね。

 

首都圏に仕事に行ってる人も多いでしょうから、帰ってくる事が難しい事も考える必要があります。

 

家にいた場合、バスやタクシーなども同じ状況で走れませんのでしばらくの期間、家で過ごすしかなさそうです。

 

山梨県や神奈川県、東京などが降灰の被害が強いのでその方面の通勤通学は不可能です。その状況ですので会社や学校も自宅待機になるでしょう。

 

かなりの広範囲でインフラや物流がストップします

 

火山活動が続いている間は物流がストップしますので、近所のスーパーやコンビニなどには在庫がある限りになります。

 

火山活動がある間は外出出来ない

 

火山活動があるという事は火山灰が降り注いでいますので、灰が目や肺に入るので外出出来ません。出来る対策は「自宅待機」しかありません。

 

覚悟を決めて外出するにしても、ゴーグルに防塵マスクといった異様な格好で出ていかねばなりません。

ちなみに普通のマスクではダメです。肺に吸い込んだら呼吸が出来なくなるので危険です。また、目に灰が入ると目が開けられなくなるほど痛いそうです。

こんな状態で外出しようと思いますか?

 

富士山が噴火している状況では身動き出来なくなる事が予想されます。

 

特に火口付近や神奈川県、東京などは被害が甚大になる恐れがあります。また、少量の降灰でも影響が出るため外出はしない方が良いです。

富士山が噴火すると首都圏はほぼ全滅です

 

1707年の噴火では3週間程活動した記録があるため、それと同じ程度の火山活動を想定した場合、その間は電車、バス、タクシーといった移動手段はもちろん、物流もストップしてしまうため必要な物資が入って来なくなります。

 

加えて首都圏は人口が密集し過ぎているため、必ず水や食料が不足します。

 

噴火が起きたら即帰宅させるなどの対策や食料と水も含めた対策が必要でしょう。加えて帰宅困難者の避難、救助が必須です。

 

噴火活動が終わってもすぐに復旧出来ない

 

降り積もった灰を処理しない限り日常は取り戻せないので、かなりの日数を要することになりそうです。特に火山灰に水を含むと滑りやすく重みが増すのでかなりやっかいな物質です。

 

降灰量が多い地域は屋根に積もった灰が雨によって水分を含むと重さが倍以上にもなり建物の倒壊、屋根の破損の恐れがあります。

 

富士山の噴火は我々が経験のない程の被害があることをまず理解する必要があります。

 

その時どこにいるのか?
帰宅は?
どれくらいの被害が想定されるのか?
家族は?
食料は?
飲料水は?

など、、できる限りの想像力を働かせて災難に備える事が、唯一我々が出来る事かもしれません。

 

モノが溢れている現代人は物流が止まるというのはどういう事なのか、想像するのは難しいとは思います。

 

しかし、その思考が現実に災難にあった場合、対応出来ない可能性が高くなる事も頭に入れておかないといけません。

 

それが生き残れるか否かの分岐点になるような気がしてなりません。

 

総評
外にも出掛けられない、交通網は完全に麻痺する状況で各個人でどれくらいの危機感を持ち、対策が出来るかに掛かっているような気がします。

 

つまり、他人を助ける余裕などない世界をどれほどの人が認識しているのかをいま一度考える必要があると思います。

 

降灰量や風向きによっては1ヵ月程度身動き取れない状況も予想されますので、最低1ヵ月分程度の食料、生活用品の備蓄は必要になるでしょう。

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