備蓄って普段から意識している人以外にはあまり聞き慣れない言葉かもしれません。
備蓄とは災害などによって物流、電気、ガス、水道などが止まった時に自分や家族が困らないように備えるという事です。
実質、何かに備えて備蓄をしている人は全体の10%程度かもしれません。東日本大震災の被災地になった地域では20%程度と備蓄意識は高いようです。
一週間程度の備蓄をしている人はもうちょと増えるかもしれません。この統計も日々変わっていくでしょうし、目まぐるしく変わる世界情勢を見れば一気に増える可能性はあります。
気になる備蓄の内容ですが、
食料品、水が1番多いでしょうね。
特に飲料水は無くなれば本当にヤバいです。数日で詰みます。
水がなければ料理も出来ませんし、いざという時にまず最初に備蓄するのは飲料水です。次に食料品ですね。
備蓄って何のためにするのか、何を備えるのかがわからない
トイレットペーパー
ティッシュペーパー
乾電池
懐中電灯
ラジオ
サランラップ
生理用品
ソーラー蓄電池
発電機
ガスコンロ
ガス缶
などなど他にもありますが、生活していく中で必要なものを揃えていくということになります。
備蓄品を揃えるのは良いが、どれをどこまで揃えていいのか分からなくなるという事をよく聞きます。
確かに先の事を予測するのは限界がありますし、保管するスペースと資金と相談しながらになるでしょうね。
実際には手探りで考える他ありません。色々考えなくてはならない要素がありますので、あらゆる情報を集めながら備蓄量を決めていってると思います。
結局のところ備蓄品や備蓄量は人の考え方によります
必要なものを備えるのが備蓄ですが、水や食料をどのくらい備えるかは各個人で判断しなければなりません。なぜならば先のことは誰にもわからないからです。
それこそ食料危機が数年続く可能性もありますし、運良く来ないかもしれません。
楽天的な人は来ない事を信じますし、心配する人は最悪を想定して行動します。どちらが正しいとは言えませんし、神のみぞ知るといったところでしょうか。
しかし、混沌とした社会情勢をみると何が起こってもおかしくない状況です。日本がどうのこうのといった局地的な事ではなく、世界がいままでとは違う流れになっているというのは誰しも感じてると思います。
とはいえ、急には起こらないと思います。その兆候は出始めてますが、現時点では何とも言えないと思いたいところです。しかし、世の中そのような方向に向かいつつあると言えるでしょう。
さらに言えば、向かわせたい連中、向かわないと困る連中がいると言うことです。
こういう話になると理解できる人と理解できない人が真っ二つに別れる傾向があります。それは仕方ありません。
自分の見ている視点でしか思考を描けない人と多面的思考の人ではそれだけ理解力に開きがあります。
それを理解している人が理解できない人に理解させようと思っても難しいでしょう。理解する頃にはもう決着が付いてるか、次生まれた時にようやく理解できるかも知れない。それ位時間が掛かる問題です。
ある意味、持って生まれた資質といって良いかもしれません。
人は五感が備わっていると言われています。しかし、現実には第六感まで身につけたような人もいれば、第三感までしかないような人までいます。
そのような幅があるものですから、あなたが理解できるものでも理解できない人がいることもある意味仕方のないことかもしれません。
ですので、なぜ理解出来ないんだと怒るのも違いますし、逆に理解できない人が陰謀論扱いするのも違います。
目の前で食料危機が起きてるならば、どんな人でも理解できますが、まだ起きてないものに対してな想定するだけならまだしも、それに対して行動を起こすというのは本当に難しいものです。
人は無駄な事をしたくない
備蓄否定派の中には賞味期限が切れて結局、廃棄しなければならないという無駄を嫌ってしないという方も少なくありません。起こるか起こらないかわからないものに対してお金と時間、労力を使うわけですから否定する意見も理解出来ます。
それは誰しもそうです。備蓄してる人もそこは理解しているでしょう。それよりも食料危機が起きて自分や家族が路頭に迷うほうがもっと嫌だと思う人が備蓄しているという事になります。
そこはある程度の工夫が必要になります。出来るだけ長期保存が可能な食品のみ備蓄するなり、期限が切れる前に食べてしまう事も考えの中にはあるでしょう。
数ヶ月の賞味期限のものを備蓄すると早々期限が来てしまうので大変です。出来れば2年以上の賞味期限があるものを中心に備蓄していくのが基本になります。
身の回りの長期保存出来るものって意外に少ないんですよね。普通の食パンなどは話にならないですし、比較的保存が利きそうなカップラーメンなどは3ヶ月程度ですし、レンチンご飯でも半年から1年です。
となると長持ちしそうな食料って限られてくるんです。冷食なんかは期限が比較的長いですが、冷蔵庫を普通に使えてる状態を想定すればそれはそれで大丈夫かもしれません。
しかし、目まぐるしく変化する世界情勢を見ると、いつ食糧難が始まってもおかしくないと思いますし、冷蔵庫や電子レンジが使えなくなる状況も想定してないと危ないと思います。
最近の冷食はバラエティに富んでいて唐揚げやパスタ、酢豚などの中華、野菜もありますし、ラーメンやうどん等の麺類もあります。
仮に冷蔵庫や電子レンジを使えるとしても色んな人が想定する中長期的な食料危機を補う程の冷凍食品となると業務用冷蔵庫並の大きさがないと無理です。
それが準備出来ればありかもしれません。業務用冷蔵庫はバカ高いし、それだけエネルギーを使うわけですから電気代も跳ね上がります。
ただし、電気が通らない事態になればすべてダメになってしまいます。
パスタや素麺なども意外に日持ちします。1番備蓄したいのはやはり日本の主食である米ではないでしょうか?
しかし、普通に米は3ヶ月程度で味が落ちます。それほど持ちません。米を備蓄することを考えると
真空パック保存米を備蓄する
柿渋米袋を使う
など出来るだけ長持ちする方法はあります。
米を主食として考えればアルファ化米の備蓄を考えてみても良いかもしれません。
基本的にアルファ化米は製造から5年の賞味期限ですので、5年あれば世界情勢も変わってきていると考えられます。それ以上になると厳しいですね。。
しかし、飲料水の次は米の備蓄を考えたほうが良いでしょう。とりあえず食料危機になっても米さえあれば死にはしないという考えからです。
栄養の偏りとかは無視して考えると、米が重要ではないかと考えます。
米を充分備蓄出来たらつぎにおかずを考えれば良いと思います。
おかずで一番良いと思うのは、備蓄の王様と言われる「缶詰」です。
備蓄=缶詰、と思っている方も多いでしょう。
缶詰の何が良いのかというと賞味期限が長いからです。通常3年程度の賞味期限が設けられています。
おかず系で3年持つものってほぼ無いんですよね。
最強フードの呼び声高い
「サバイバルフード」
という手があります。賞味期限はなんと25年とされています。しかも50年後でも大丈夫な可能性が高いと社員の方が言っていましたので、文字通り世の中で1番長期保存が出来ます。
しかし、それだけ長期保存が可能となると特殊加工してありますのでお値段が高いです。
確かに魅力的ではありますがそれを大量に備蓄するとなると家計が干上がってしまうので、私はしません。
資金が豊富にある方はパワープレイとしてサバイバルフードもありだと思います。
備蓄という概念で語ってきましたが、普段意識しないことを考えなければならないので結構疲れます。
結論としては備蓄は推奨しますが、無理はいけません。資金もないのに備蓄して借金まみれになったのでは元も子もありません。また、備蓄を置くスペースがないからといって倉庫を借りるなんてこともやめたほうが良いです。
備蓄は中長期になると資金が結構掛かります。なので、それを無駄にしないためにも初めて食べるものであれば試食してから複数購入する事が大事になります。
口に合わないものを非常時だからといって毎日食べるのは苦痛です。普段食べても全然イケるものを備蓄していけば良いと思います。
無理しない程度に備蓄するというのが一番良いと思います。カード破産とか支払いで一杯一杯になったのでは心労で食料危機以前に別の病気になってしまいます。
余談ですが缶詰は一応賞味期限が印字されてますが、缶自体に穴が空いたり、錆びたりしていない状態、つまり外傷がなければ賞味期限関係なく美味しく食べられると言われています。
これは自己責任でお願いしたいですが、賞味期限が過ぎたからといってすぐに捨ててしまうのはもったいないかもしれません。
フリマなどで賞味期限が短くなると半額近くの割安で売ってる人が結構います。缶詰は賞味期限は関係ないと知っている人がそれらを大量に買い込んでいると聞いたことがあります。
備蓄する人の中でも、内容も量も備蓄を必要と想定する期間も全然違います。
個人的な食の好き嫌いもありますし、考え方も違います。
今は備蓄ブログや備蓄ユーチューバーと言われている方が沢山いらっしゃいますが、参考にはなりますが、まるっきりマネするのはやめておいたほうが良いです。
これらをご覧になれば、この人が何を想定して備蓄をしているかが分かりますし、何を危惧しているのかも分かります。
そこには知らなかった情報などがありますので、非常に参考になります。
ただ、家族構成や資金なども同じではないので、あくまでもブログやユーチューバーの内容を参考にして、自分の納得のいく備蓄を徐々にしていけば良いのではないかと思います。
コメント